ジャノー社について
1957年に初めて木製ディンギーを発表し、1960年にポリエステル製ハルに着手、そして今日のSun Odeyssey54DSの完成にいたるまで、 ジャノー社は膨大な知識を積み重ね、世界のヨット界における大イベントに参加し続けてきた。
これらの偉業は、JEANNEAUがその輝かしい歴史の中で成し遂げてきたもののほんの一部にすぎない。
経験と研究の成果が実り、多数の証書を獲得し、年を追うごとにジャノー社のイノベーション技術におけるキャパシティを明示して いった。この進歩を遂げたことにより、建造法について、製造工程における綿密さにおいて、また技術面での厳しさにおいて、 ジャノー船に対する信頼は確固たるものとなっていった。そして、在フランス造船所として初めて1994年にポリエステル製造部門に おけるISO9002規格を取得、2001年には、ISO9001規格を取得した。
・・・全ての証となりうる耐久性を求めて。 ジャノー船は丈夫で、クルージング艇としてもレース艇としても、世界中のどんな海でも走れるという適性があるという点で、 評判が良い。船上での安全が第一の基本事項としてとらえられ、そのコンセプトは、伝統的なハル製造法、つまり船底に直接 積層されたバルクヘッド(全て構造に組み込まれている)、木製の補強材(インナーフレーム、インナーフロアー)といった ところに表されている。デッキは手作業でインナーモールドに積層されるか、プリズマプロセスと呼ばれる注入製で作られる。
ジャノーは、標準装備として内装にチーク材を使用している、世界で唯一の造船所である。丹念に選びぬかれた資材に、 綿密に加工作業を施す。デッキ、船内家具、バルクヘッドにはビルマ産チークが使用されている。2003年新モデルには: 熱帯雨林で取れる明るい色調の材木を使用する。
ジャノー船の家具類は、数10ミリ単位で切断し削ることができる、コンピューター制御システムによる完全精密工法で作られている。 木工作業は、ジャノーの木工職人によってすすめられる。丸太材を乾燥させる作業は造船所でコントロールされ、木材や薄板などの 各パーツの組立は、手作業で完成される。
5年来、ジャノー研究所は新素材やニューテクノロジーをテストしてきた。 そして、採択されるとすぐに、 全ラインのモデルに適用された:例えば、ケブラーなどの素材を使用するなど。 この自由なアプローチがあるからこそ、 ジャノーは永久に建造クオリティを改善していけるのである。
最終的には海には敵わない。 この理由から、 ジャノー船のオーナーによっては、我々のサポートを必要とするかもしれない。 そこで、アフターサービス部門が活躍する。 プロのネットワークと協力しあって、オーナーのニーズに応える。
工業を最優先 野心的なプログラム
ジャノーは実に、造船所の製造キャパシティを50%増設するため、また、新モデルを開発するため、 18.3ユーロの投資計画を立てた。
今日では、現在の多様化したマーケットのニーズに応えることができる。
環境保護のため、ジャノーは環境にダメージを与える方法を削減する政策に着手した。 例えば: 正しい製造技術を導入することによって温暖化に影響を与えるガス(二酸化炭素)排出を減らす:
ダニエル・アンドリューとスキッパーのジミー・パーンによってデザインされたSF43、またSF32iとSF37は数々の勝利を納めている。
サンオデッセイDSシリーズの発展につとめている とりわけSO54DSは、昔のデザイナージャックフォルー氏によるデザインを、パフォーマンス性と居住性を兼ね備えた、 自由にレイアウト変形が可能な内装を手がけることで有名なヴィットリオ・ガローニ氏が復興モデルとしてデザインした。
プレステージシリーズの発展がめざましい プレステージ46、最新のプレステージ34オープン、これら2艇のキャビン-クルーザーは、イタリアのデザイナー、 ガローニ氏とムジオ・サーレ氏によるデザイン、これらの2艇のモデルは、パワフルなエンジンを搭載しているうえに、 内装も快適なつくりとなっている。